April 01, 2008

ラムセス二世様 お会いしとうございました

アブシンベルには空港もあり、カイロから飛行機で約2時間30分でこれますが、
私たちは夜行列車とコンボイで、少々贅沢な苦労?をしてやってきました、笑。
夏の気温は50度を超え、ほとんど雨が降らないというこの辺境の地に、
アブシンベル大神殿と小神殿の二つの巨大な神殿があります。

この神殿を作ったのは、3千年以上前の古代エジプト新王国時代・第19王朝の王、
エジプトで最も偉大な王、ファラオの中のファラオと呼ばれる「ラムセス二世」様!
今回のエジプトツアーの中で、一番見たかった遺跡、会いたかった殿方です。(*^^)v

  遺跡のそばのナセル湖に着岸した大きなクルーズ船 クリック!


ナセル湖に浮かぶクルーズ船


  ホテルから遺跡まではバスで5分、遺跡の入り口から神殿までは、青い水をたたえるナセル湖沿いを歩きます。
  前を行くのはツアーの仲間で、結婚一年目で新婚旅行のお二人さん、とても仲良しのご夫婦でした♪
  お昼の休憩後の観光なので、到着は午後4時頃になっていました。
  暑さは和らいで有難いけど、神殿は東向きに建てられているので日陰でした〜
アブシンベル神殿への道 新婚さん
  大神殿は太陽神ラーを祀り、小神殿はハトホル女神と最愛の王妃ネフェルタリのために建造されました。
  神殿は岩山を切り崩して造られ、大神殿の正面の高さは33m、幅も33mありますです。デッカイぞーー!!
  正面には高さ20mもある4体のラムセス二世像があり、
  左から2番目の像は頭と胴体が崩れ、足元に横たわっていました。

  4つの顔は微妙に違い、 左から順に年をとってると言われたけど、私にはどれも同じに見える〜(;一_一)
  ファラオ像の真ん中に「太陽神ラー」の姿も見えますが、ラーの方がちっちゃいなんて・・・
  朝日に神々しく輝くラムセス二世像も見たかったなぁ〜(*^。^*)☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.
アブシンベル大神殿1
  建築王とも呼ばれたラムセス二世は、エジプト各地に神殿や自身の彫像を数多く創りましたが、
  アブシンベル神殿はその中でも最高傑作と言われています。
  この自身の彫像を正面に据えた神殿は、ラムセス二世が単に自己顕示欲が強いというだけでなく、
  スーダン国境が近く南方の脅威であったヌビアに、エジプトの力を誇示する為でもあったらしい。
  アブシンベル大神殿2
     足の間にはネフェルタリ王妃と王子、王女の小さな立像が置かれていました。
     ラムセス二世は24歳で即位し66年間も統治したという、その時代にしてはばさら長寿のファラオやったとです。
     しかも7人 ( 30人とも数百人とも ) の妻と100人を越す子がいたとげな・・・・(*^m^*) ムフフフ!
アブシンベル大神殿3
  『 ネフェルタリ王妃 』 は王妃の中で一番寵愛され、「 最も美しい女性 」という名を持つすご〜い美女、
  クレオパトラとネフエルティティと共に、エジプト三大美女の一人と言われてます。私は一番好き〜(*^^)v
  ラムセスは最愛の妻を「そなたが為、太陽の燿く者」と 呼んでいたそうな!
  王妃はこの神殿の完成を見ることなく40才で亡くなってしまいましたが、ラムセス二世の悲しみは深く、
  ネフェルタリの墓所の玄室内の壁面に、王の詩が書かれているそうです。

  「 余の愛する者はただ一人のみ。
  何者も余が妃に匹敵する者はなし。生きてあるとき、かの人は至高の美を持つ女人であった。
  去りて、しかして余の魂を遙か遠くに奪ひ去りしが故 」


  いっぺんでよかけん こげんこつば言われてみたかーーっ!ヾ(○^з^○)/
ラムセス二世とネフェルタリ王妃
アブシンベル大神殿入り口の門番アブシンベル神殿の中には入れますが、中は撮影禁止となっていました。
ネットで検索すると、今年1月の旅行までは中も撮影できてたようなので、
本当に、本当に残念です。とても素晴らしい壁画の数々でした。わぁ〜い顔文字

左のおじさんは「命」を表す古代エジプト語の「アンク」を持った門番さんです。
帰りかけた所を呼び止められ、入り口から写真を撮ってもいいと言われましたが、
仕舞ったままのカメラを取り出してあわてて写したので、えらいピンボケ!!
惜しかったー、ちゃんと撮ればオシリス神の姿をしたファラオの列柱が写ったのになぁ!

おじさんからはチップではなく、私の持ってるボールペンを所望されましたが、
良く考えたら、私のはラバー付きの高級品だったから、一ドルの方が良かったな・・・^^;


    エジプトでは日本のノック式のボールペンが人気があるとかで、買い物の値段交渉などに役に立つと聞き、、
    ツアーの仲間が日本からたくさん持ってきてましたが、日本のボールペンでも安いものや百均のものではダメだとか!

                  下はそのピンボケ写真 「アブシンベル大神殿」入り口から。
アブシンベル大神殿5
    大神殿から更に100mほど歩いていくと、同じように岩山に掘られたアブシンベル小神殿があります。
    ここの正面には、ラムセス二世4体にはさまれた、同じ大きさのネフェルタリ像が2体あります。
    左足を一歩前に出した立像は、今にも歩き出しそうな雰囲気がありました。
アブシンベル小神殿1
         壁には「この神殿を王妃ネフェルタリとハトホル女神に捧げる」と刻まれているそうです。
アブシンベル小神殿2
         足元には王妃の子供達の像もあります。
         王妃は5人の息子と娘をもうけましたが、いずれも王家を継ぐことはなかったらしい。
アブシンベル小神殿3
    神殿見学は制限時間付きの自由行動だったので、大小神殿を駆け足で見て周ったけど、
    本当に神殿内部も素晴らしく、色鮮やかな壁画に目が釘付けーーー!
    カイロからは遠くて厳しい気候の所ですが、無理してでも来てヨカッタと思える遺跡でした。
アブシンベル小神殿4
アブシンベル神殿のライトジョーの席アブシンベル神殿前に観覧席が造られ、
毎夜三回、「 音と光のショー 」 が開催されています。
ナレーションイヤホンサービスで、
外国語はもちろん日本語で聞くことができるそうです。

私たちは一旦ホテルに戻ってから、
ばさら寒かと聞いてたので、厚着して来ることになりました。



   帰り道にもう一回、アブシンベル大神殿
アブシンベル大神殿6
   ナセル湖のほとりから、アブシンベル大小神殿を振り返る
アブシンベル神殿全景
  下の画像は、お土産屋さんで買い求めた、写真や絵葉書のものです。
  アブシンベル神殿は、スイス人ブルックルハルトによって、ほとんど砂に埋まった姿で発見され、
  1817年にイタリアのジョバンニ・ベルツォーニによって発掘が始まりました。
  これだけの巨大な遺跡と神殿内部の装飾には、さぞ狂喜乱舞?したことでしょうね〜\(^^\) (/^^)/

  この神殿は1960年から始まったアスワン・ハイ・ダムの建設に伴い湖に水没する危機に陥りましたが、
  ユネスコの国際的なキャンペーンによって資金が集められ、50カ国以上の援助によって救われたという奇跡の遺跡です。
  移動工事は、一枚岩で出来ている大小2つの神殿を千個以上のブロックに切り分け、
  北へ64m、西へ110m移動するという大事業でした。 これがきっかけとなって「世界遺産」が生まれたそうです。
   → 吉村作治先生のエピソードも面白いです。


ユネスコ工事


ネフェルタリ王妃アブシンベル大神殿の奥の部屋

  大神殿一番奥の至聖所にある4体の像は、右から太陽神ラー・ホルアクティ神、
  神格化されたラムセス二世、王の守護神アメン・ラー、造物神プタハです。
  これらの神々は年に2回、2月20日頃と10月20日頃に、
  神殿入口から入る朝日がまっすぐに差し込んで照らされるそうです。

  左は、神殿前の彫像よりほっそりと美しいネフェルタリ王妃の戴冠式。
  ハトホル女神とイシス女神が手にアンクを持ち祝福しています。


   もう一度振り返ると、神殿の上に月がでていた。
アブシンベル神殿への道と月

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Posted by bali55 at 23:59 Comments(12)TrackBack(0)海外旅行
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コメントありがとうございます!
すご〜い(^Ο^)
綺麗な写真ですが、スケールを味わう為には行くしかないですね。
・・・・・・鳥肌ものですね。

baliさんはよく勉強されてありますね、楽しみも倍増ですね。
Posted by bubu.t at April 02, 2008 21:02
>bubu.tさん、こんばんは♪

このヌビア遺跡とテーベ遺跡が一番見たかった所なので、
えらい力入っちゃいましたね・・・笑

旅行に行く前には、本やガイド本をスミからスミまで読んで頭に入れていくけど、
あまり私の頭にはとどまってくれんですね、へへへ

ガイドさんの説明も聞いた時には理解してるつもりだけど、
帰国したらどこかへ行ってますね・・・^^;

正確をきするためにも、自分のあいまいな記憶と自分の日記やメモを見ながら、
ネットや本で調べてから記事にしています。

bubu.tさんが言われるとおり、あのスケールを実感するには、行くしかなかですよ!!
Posted by bali at April 02, 2008 21:50
雄大なエジプトのすばらしさが1枚1枚の写真に出てて
bubu.tさんが言われてますがホント鳥肌ものです♪

「うわ〜〜ぁ すごい♪すごい」って言いながら読ませていただきました。

今夜も楽しくエジプト旅行させてもらいました(^0^*
今度はどこかしら?

Posted by かのか at April 02, 2008 22:45
この神殿はいつかテレビBSでみましたよ〜、内容はすっかり忘れているけど・・。
「神々が神殿入口から入る朝日がまっすぐに差し込んで照らされる」
というところだけは覚えてました。
それにしても、ここにbaliさんが行ったなんて、凄いねbaliさん!
Posted by わさび at April 02, 2008 22:47
>かのかさん、こんばんは^^

次は同じアブシンベル神殿の夜のライトショーです。
今度は簡単にチャチャッとやっつけてアップしますから・・・へへへ
Posted by bali at April 02, 2008 22:56
>わさびさん、

私も世界遺産のテレビ番組とか見たことあるけど、
あまり覚えてないですよ〜、
何かしながら見てるから、すーぐ忘れちゃいます^^;

でも、一度行くとすごく親しみが湧きますね。
今度からは番組があったら、ちゃんと見ることにします。
本当にすごいね、ここに行ったんだーーー!
Posted by bali at April 02, 2008 22:59
オー!スゴイの一言です。
いや〜。スケールの大きさには驚かされますね。
写真もすごく綺麗ですね〜。レンズは色々取り替えてるんですか?
望遠とか。
私も健康だったら行ってみたいです。ってお金もないか。
一生のうち行けたらいいな〜。
Posted by むら智 at April 03, 2008 11:58
>むら智さん、こんにちは^^

砂っぽいとこが多いのでレンズ交換は難しいと思い、
レンズははいつも標準レンズとして使用している
「Tamron、AF 18-200mm F/3.5-6.3 」一本だけ持って行きました。

エジプトでは砂でカメラが故障しやすいと聞いてたので、
観光に出かけるときは、首から下げたカメラに、
砂よけとして、シャワーキャップをかぶせて歩きましたよ。

あぁ〜、広角レンズが欲しいです〜(*^^)v
Posted by bali at April 03, 2008 14:04
昨日、SONYの世界遺産をTVで見てたら、ちょうどこのアブシンベル神殿が映ってました。
こんなに大きなものが移築されていたものだったなんて、にわかには信じがたいものですよね。
この彫刻を見てると、人間ってスゴイって改めて感じますね。
Posted by kaku at April 07, 2008 16:25
>kakuさん、こんばんは。

カイロからは遠いけど、アブシンベルに来れてよかったです。
世界遺産のきっかけとなった遺跡ですから、
なにを置いても見なくては、と思います。

昔昔、この神殿を作ったラムセス二世もすごいけど、
あの遺跡を動かした人々の叡智も忘れてはならないですね(^.^)/~~~
Posted by bali at April 07, 2008 20:17
凄いですね〜いろいろ語ると長くなるし文字数制限もあるから、とにかく凄いの一言です。
教科書でしか見たことないからワクワクしてみました。
教科書でもこんなに詳しくはいろいろ載ってないですものね!。

ハイ!私もそのように言われてみたいです^^;。
羨ましいですね〜。
Posted by ユミ at April 13, 2008 13:59
>ユミさん、私も一度でいいから、そんな風に言われてみたいです。

できたら死んでからでなく、生きてるうちがいいな(^_^)v

ユネスコのアブシンベル神殿キャンペーンは、うちの殿様はリアルで覚えてるそうです。
すごいことをやったんですね〜、信じられないくらいでした。
Posted by bali at April 16, 2008 03:21